玉露が選ばれる理由!旨味成分がすごいんです
はじめに
数ある日本茶の中でも、その深いコクと上品な甘みが際立つ玉露。
独特の「覆い香」と呼ばれる磯のような香りが特徴で、古くから高級茶として珍重されてきました。
その誕生は江戸時代にまで遡り、当社の六代目山本嘉兵衛が、製茶中に偶然生まれたといわれています。
玉露の独特の風味の秘密
玉露の独特の風味は、その栽培方法に秘密があります。
新芽が出た茶葉を寒冷紗などで覆い、20日間ほど日光を遮ることで、旨み成分であるテアニンが豊富に蓄えられます。
日光に当たることでカテキンへと変化してしまうテアニンですが、覆うことでその変化を抑制し、甘みとコクを引き出すのです。
さらに、収穫後には蔵でじっくりと寝かせることで、旨みが凝縮され、複雑で奥深い味わいが生まれます。
低温で淹れることでうま味が最大限に
この手間ひまかけた製法によって生まれた玉露は、高温のお湯ではなく、50~60℃程度のぬるめのお湯で淹れるのがおすすめです。
そうすることで、テアニンの持つリラックス効果を最大限に引き出すことができ、心身のリフレッシュに繋がります。
玉露には睡眠の質改善効果も
玉露に含まれるテアニンは、近年、睡眠の質改善やストレス軽減に効果があることが科学的に証明されており、サプリメントにも利用されています。
忙しい現代人にとって、一日の始まりに、あるいはリラックスしたい時に、玉露を味わうことは、心身に癒しをもたらす贅沢な時間と言えるでしょう。