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出産内祝の基本マナー|出産内祝いの新定番!海苔ギフトが選ばれる理由
はじめに
出産祝いをいただいた方々へ、感謝の気持ちとともにお返しをする「出産内祝(内祝い)」。日本では古くから続く、大切な文化のひとつです。
贈る時期や金額の目安、のし紙のマナーなど、出産内祝いを贈る際の基本的な知識を押さえながら、感謝の気持ちを込めた贈り物を選びたいものですね。
近年、出産内祝いのギフトとして人気を集めているのが「海苔ギフト」です。
当社でも、多くのお客様に内祝いの品として海苔ギフトをお選びいただいており、その人気はますます高まっています。
今回は、出産内祝いの基本マナーと、近年注目されている海苔ギフトの魅力についてご紹介します。
出産内祝とは
「内祝」とは、慶事を自分たちで祝うことです。かつては、贈り物を頂いた方だけではなく、出産を知らせた人すべてに「内祝」を贈っていました。
しかし最近はお祝いを頂いた方への「お返し」として贈ることが一般的になっています。
出産内祝の基本マナー
出産祝いをいただいた方々へ、感謝の気持ちを込めて贈る「出産内祝い」。
生まれたばかりの可愛い赤ちゃんの顔を見て、すぐにでもお返ししたい気持ちは山々ですが、贈る時期や金額、のしの書き方など、知っておきたいマナーがあります。
せっかくの贈り物が、失礼な印象を与えてしまったり、相手に気を遣わせてしまったりすることがないよう、基本的なマナーをしっかり押さえておきましょう。
贈る時期 | 生後1か月、お宮参りのころを目安に |
金額の相場 | いただいた額の3分の1から半分 |
水引と熨斗 | 紅白蝶結び、熨斗つき |
表書き | 「内祝」「出産内祝」子供の名前で |
出産祝いのお返しは生後一カ月をめどに「内祝い」として贈ります。
金額は頂いたお祝いの3分の1から半分が目安ですが、貰った金額にさほどこだわらず、2,000円から3,000円のものを一律に送っても構いません。
高額のお祝いを頂いた場合は、3分の1から2分の1だとお返しも高額になってしまいます。
本来、お祝いとはお返しを期待して贈るものではないので、あまり高額のお返しはかえってお相手の気持ちの負担になってしまうこともあります。
その際は丁寧なお礼状を添えて、感謝の気持ちを伝えることが大切でしょう。
出産祝いのお返しは、赤白の蝶結びの水引で、熨斗つきの掛け紙をして、表書きは「内祝」とします。
内祝いには「無事生まれました」ということで、赤ちゃんの名前をお披露目する意味合いもあるので、水引の下には赤ちゃんの名前を書きます。
従来は読み仮名を振ることが一般的でしたが、最近は省略されていることが多いようです。
なお、地方によっては両親の氏名を書き、熨斗紙の右上に赤ちゃんの名前を記した短冊をつける場合もあります。
喜ばれる出産内祝の選び方
出産内祝いの贈り物は、時代とともに変化しています。
かつての出産内祝いは、地域や家庭によって「お裾分け」の習慣があり、紅白の砂糖や赤飯、鰹節などを配るのが一般的でした。
しかし近年は、贈る相手やシーンに合わせて、様々なギフトが選ばれるようになりました。
近年特に人気を集めているカタログギフトをはじめ、タオルセットやお菓子セットといった定番ギフトも、素材やデザインにこだわったものが多く、根強い人気を誇っています。
職場などへのお返しには、個包装のお菓子のように、皆で分けやすいものが喜ばれるでしょう。
また、祖父母をはじめとする親しい身内には、可愛い赤ちゃんの写真や名前を入れたラベルのワインやジュースなど、オリジナリティあふれるギフトもおすすめです。赤ちゃんの写真やプロフィール(誕生日や身長、体重、近況など)を記したカードなどを添えると喜ばれます。
出産内祝いは、感謝の気持ちと、新しい家族の誕生を報告する良い機会です。贈る相手の顔を思い浮かべながら、心を込めて贈り物を選びましょう。
出産内祝のNGギフト
出産内祝いは、いただいたお祝いに感謝し、赤ちゃんの誕生を伝える嬉しい機会。しかし、せっかくの贈り物も、相手に不快な思いをさせてしまっては台無しです。
特に、以下のようなギフトは避けるべきとされています。
縁起が悪いもの
刃物:「切る」というイメージから、縁が切れることを連想させるため、お祝いの品としては不適切です。
くし:「苦」や「死」を連想させる語呂合わせから、縁起が悪いとされています。
履物・マット:足を踏みつけるものを贈るのは、目上の方に対して失礼にあたるとされています。
インナーウェア:肌に直接触れるものを贈るのは、親しい間柄以外では失礼にあたるとされています。
ハンカチ:「手切れ」を連想させることから、特に白いハンカチは贈り物として避けるべきとされています。
その他
金額がはっきりわかるもの:金券や商品券など、金額が明確にわかるものは、相手に気を遣わせてしまう可能性があります。
生もの・要冷蔵品:鮮度が落ちやすく、取り扱いが難しいものは避けましょう。
アルコール:ご家族の中に、授乳中の方や、アルコールを飲めない方がいる可能性を考慮しましょう。
これらの点に注意し、相手に喜んでもらえるような、心を込めた出産内祝いを選びましょう。
よくあるご質問
1. 会社の同僚から連名でいただいたお祝いへのお返しは?
日持ちがしてみんなで分けられるお菓子、美味しいコーヒーや紅茶の詰め合わせなどがおすすめです。代表の方に贈れば、休憩時間などにみんなで楽しむことができます。
もし一人一人に贈りたい場合は、小さなお菓子のセットや紅茶、タオルなど、ささやかな金額のもので構いません。
2. 実家からもらったお祝いにもお返しは必要ですか?
両親にも同じように「内祝」として贈りましょう。品物は、他の方と同じものでも構いませんが、せっかくなら特別なものを贈りたいという方には、赤ちゃんの写真を入れた写真立てや写真を貼ったアルバムなど、記念になるようなものでも喜ばれるでしょう。
3. 喪中の方へも内祝いの品を贈っても問題ないでしょうか?
出産内祝いは、お祝いをいただいたことへ感謝の気持ちを伝えるものです。相手先や自分が喪中の場合でも、贈ることに問題はありません。
ただし、お返しをする時期は四十九日を過ぎてからにしましょう。四十九日を迎える前は、深い悲しみの最中であり、様々な手続きや法要の準備などで忙しい時期でもあるからです。
お相手が喪中の際は、のしの表書きに「祝」の字は避け、「御礼」と書き入れます。水引は、「蝶結び」を使用します。のしを付けることに抵抗がある場合は、包装のみでも構いません。
大切なのは、感謝の気持ちを伝えることです。
出産内祝の品に海苔ギフトが選ばれる理由
感謝の気持ちを込めて贈る品として、近年「海苔ギフト」の人気が高まっているのをご存知ですか?
「海苔」というと、見た目も地味ですし、センスが悪いと思われるのでは?とちょっと意外に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、海苔ギフトには、出産内祝いにぴったりの魅力がたくさん詰まっており、実際に連日多くのご注文を頂いております。
1. 海苔は「幸せを運ぶ」縁起物
古くから日本では、海苔は「運草」と呼ばれ、運を招く縁起物として、お祝いの席で重宝されてきました。
出産という新たな門出を祝う内祝いにも、縁起の良い海苔を贈ることで、赤ちゃんが健やかに成長し、幸せに満ちた人生を送れるようにとの願いが込められます。
2. 海苔は毎日の食卓に欠かせない
海苔は、日本の食卓に欠かせない食材の一つです。
ご飯のお供としてだけでなく、パスタやサラダ、おやつやおつまみとしてなど、様々な楽しみ方ができる汎用性の高さが魅力です。
老若男女問わず、多くの人に好まれる海苔は、贈り物としても最適です。
毎日食卓に上るものだからこそ、もらって困る人はほとんどいません。
3. お相手に負担をかけない
贈り物を選ぶ際、日持ちの良さも重要な要素の一つです。
海苔は、常温で長期保存が可能であり、消費期限を気にする必要がありません。
受け取る側も、すぐに食べる必要がないため、負担に感じることがありません。特に、一人暮らしの方や、高齢の方へ贈る場合、日持ちする海苔は安心して贈ることができます。
長寿と健康を願う贈り物|山本山の海苔で伝える、感謝の気持ち
創業300年を超える山本山の海苔は、世代を超えて受け継がれてきた伝統と、揺るぎない品質へのこだわりが凝縮された逸品です。
長寿と健康の象徴として、新しい命の誕生を祝し、その健やかな成長を願う気持ちを込めた出産内祝いの贈り物として、多くの方から支持されています。
同時に、新たな命の誕生を祝ってくださった方々に対し、末永い健康と幸せを願う気持ちを伝える贈り物ともなります。
出産内祝いは、単なるお返しではなく、これまで続いてきた家族の歴史と、今後の繁栄、そして関わるすべての人々の幸せを願う想いを伝える特別な機会です。
出産内祝いに山本山の海苔を贈ることは、赤ちゃんの健やかな成長と、贈る相手の長寿を願う気持ちを届けること。
その一枚一枚に込められた、深い味わい、そして歴史と伝統は、きっと家族の大切な思い出として生涯心に残るはずです。