美味しい海苔って何色?3種類ある海苔の色
海苔は海藻の一種です。胞子によって繁殖し、海の中で育つため、その年の気候や海水の状態によって、味や見た目が大きく変化します。
スーパーに並んでいる海苔の種類は様々で、販売価格と入っている枚数以外にほとんど判断材料がないかもしれませんが、美味しい海苔を見つけるために特に重要なのが「色」です。
海苔の色は、その品質や風味を判断する上で、とても重要な手がかりとなります。
海苔の色は、大きく分けて「黒い海苔」「緑の海苔」「赤紫の海苔」の3種類に分類できます。
まず、「赤紫の海苔」ですが、これは、海苔がいわゆる枯れてしまった状態です。鮮度が落ちており風味も損なわれているため、美味しくいただくことはできません。スーパーマーケットなどでもほとんど見かけることがないでしょう。
続いて、「緑の海苔」です。
この緑色は、海苔が十分に育っていない証拠です。スーパーマーケットなどで安価な海苔を購入すると、この緑色の海苔を見かけることがありますが、緑色の海苔は、風味も薄く、食感も悪いことが多いです。
そのため、お寿司や海苔巻きのように、海苔本来の味を楽しみたい場合にはあまりおすすめできません。
一般的には、韓国のりや味付け海苔の材料や、ラーメンのトッピングなど、他の食材の味を邪魔しないような用途に使われることが多いです。
最後に、一般的に美味しいとされる「黒い海苔」です。
海苔は乾燥や焼きの工程で黒くなるため、深い黒色をした海苔が最も質が良いとされています。
色が黒々としていてツヤがあり、漆を塗ったような見た目の海苔が、風味豊かで美味しい海苔を選ぶことができます。