捨ててしまうのはもったいない!茶殻に隠された驚きの栄養
はじめに
毎日飲んでいるお茶。その後の茶殻、皆さんはどのように処分していますか?
実は、この飲み終わった茶殻には、驚くほどの栄養がぎゅっと詰まっています。
茶殻に含まれる豊富な栄養素
お茶の葉っぱには、発がんを抑制する効果が期待されるカテキンや、熱に強く私たちの体を守ってくれるビタミンCなどが含まれています。
さらに、体内でビタミンAに変わるカロテンや、強い抗酸化作用を持つビタミンEといった成分も豊富なのですが、これらは水に溶け出しにくい性質があります。
そのため、お湯に出して飲むときに吸収できる成分は、全体のおよそ30%程度。残りの7割の栄養素は茶葉に残っているのです。
茶葉を食べよう
茶殻は実に栄養の塊。
お茶を飲むだけでなく、茶殻を食べることで、より一層、お茶の栄養を余すところなく摂り入れることがでます。
茶殻の楽しみ方はとても簡単です。
淹れ終わった後の茶殻に、ポン酢をかけるだけでもおひたしになります。ほんのりと苦みがあり、味は菜の花のお浸しに近いでしょうか。塩を振ったり、鰹節とお醤油なども、とても美味しいです。
ほぼ手間要らずで、食卓にも小鉢が一品追加できるので大変助かっています。
茶殻を使った簡単レシピ
茶殻おひたし
材料
- 茶殻:大さじ2
- しょうゆ:適量
- かつおぶし:お好みの量
作り方
- 入れ終わった茶殻に、しょうゆを適量振りかける
- 鰹節をかける。好みにより、大根おろしなどを加えてアレンジしてもよい。
茶殻ふりかけ
材料
- 茶殻:大さじ2
- 塩:小さじ1
- 白ごま:大さじ2
- 青のり:大さじ1
- じゃこや桜エビなど:お好みの量
作り方
- 乾燥した茶殻とお好みの具材をすり鉢やミルに入れ、細かくなるまで砕く
- 弱火でじっくりと香りが出るまでフライパンで炒る
- 塩などで味を調えてもよい。
※中火で炒めても香ばしさを感じられる味わいに。
茶殻佃煮
材料
- 茶殻:3-4グラム(おおよそ1回分)
- みりん:大さじ1.5-2
- 砂糖:小さじ1
- 醤油:大さじ1.5-2
- 出汁:2/3カップ
- かつおぶしや白ごま:お好みの量
作り方
- フライパンにすべての材料を入れて弱火で軽く煮詰める。
- ほとんど汁けがなくなったら味見をして味を調える
- 水分が無くなるまで煮詰める。
- かつおぶしや白ごまを加えて混ぜる
茶殻入り卵焼き
材料(4人分)
- 茶殻:2グラム
- 酒・みりん:各大さじ1
- 卵:5個
- 砂糖:大さじ3
- 塩:小さじ1/3
- サラダ油:少々
作り方
- 茶葉に湯を加えて蒸らす
- ボウルに卵を割りほぐし、酒、みりん、砂糖、塩、茶殻の順で加え、十分に混ぜ合わせる
- さらに、酒、みりん、砂糖、塩を加え、よく混ぜ合わせます。
- 卵焼き器にサラダ油を薄くひいて熱し卵焼きを焼く