香典返しマナー完全ガイド!選び方からマナーまで徹底解説
香典返しとは?
香典返しとは、仏式等の葬儀でいただいた香典へのお礼として贈る品物です。
一般的に、忌明け後1ヶ月以内を目安に、挨拶状を添えてお礼の品物を贈ります。
香典返しの意味と由来
古くは江戸時代から、逝去の報が届いたときは、故人様のご霊前へ香の物(お線香等)やお供物を届ける習慣がありました。それが現代では、香典返しという形で残っています。
なぜ香典返しをするのか?
第一に、感謝の気持ち伝えることが目的です。 葬儀に参列し、香典をいただいた方へのお礼の気持ちを伝えるものです。 また、供養の気持ちを伝えるという意味合いもあります。
故人を偲び、供養の気持ちを伝えましょう。そして忌明けの挨拶も兼ねています。忌明けを迎えたことをご報告する意味もあります。
香典返しを渡すタイミング
香典返しは、忌明け後1ヶ月以内に、挨拶状を添えて手渡しするのが一般的です。
直接手渡しできない場合は、配送することもできますし、現代では配送のほうが一般的であるといえるでしょう。
忌明けとは、故人が亡くなってから50日を迎えたことを指します。忌明け前は、挨拶状に「忌中香奠返し」と表書きし、忌明け後は「香典返し」と表書きします。
香典返しのマナー
香典返しの品にも、以下のようなルールがあります。以下3点を揃えて感謝の気持ちを伝えましょう。
また、もし直接お渡しする場合は 袱紗(ふくさ)を使って丁寧に渡すようにしてください。香典返しは、感謝の気持ちや供養の気持ちを伝える大切なものです。マナーを守って、失礼のないようにしましょう。
- 表書き:「御礼」または「香典返し」と書く。
- 名前:薄墨で書く。
- 挨拶状:故人との関係や香典返しを選んだ理由などを簡潔に書く。
香典返しの添え状の書き方
香典返しの挨拶状には、決まった形式はありませんが、基本的なマナーを守ることが大切です。
1. 書き方
まず、頭語と結語を使うようにしましょう。拝啓、謹啓、草啟などを使う場合は、敬具、謹白、草鹿など必ずセットで使います。
次に、故人との関係性を表す言葉を使うとともに、香典返しを贈る理由(忌明けを迎えたことなど)を記載します。 挨拶状の文末には、「略儀ながら」などのお詫びの言葉を添えます。
2. 内容
まず、香典をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。続いて忌明けを迎えたことを報告します。香典返しをお贈りすることや、お送りする品物について簡単に説明のうえ、最後に生前故人との関わり合いについての感謝の気持ちや、お相手やお相手のご家族を気遣う言葉などを添えましょう。
3. その他
以前は手書きするのが望ましいとされていましたが、現在は手書きのほうが珍しいでしょう。パソコンで作成しても構いません。
手書きの場合はボールペンや筆ペンなどを使い、黒字で書くようにします。便箋は白無地のものを使うようにしてください。封筒には「御礼」または「香典返し」と表書きします。
以下が例文となります。
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 先般は、○○の折は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度、○○の四十九日を滞りなく相営いたしました。 生前賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに、略儀ながら御礼の品をお送り申し上げます。 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 敬具
上記はあくまで一例です。状況に合わせて内容を変更してください。
香典返しの金額の相場は?
香典返しの金額は、いただいた香典の半分程度が目安とされています。地域や宗派によって異なる場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
香典返しの品物選びのポイント
香典返しには地域や宗派によって決まりはありませんが、一般的には消え物と呼ばれる日用品や食品などが選ばれます。
洗剤、入浴剤、海苔、お菓子、お茶などが人気です。
香典返しの品物として海苔が選ばれる理由
山本山の品は、香典返しの贈り物として選ばれることが非常に多いです。 香典返しに海苔が選ばれる理由はいくつかあります。
1. 消え物
香典返しは、「消え物」と呼ばれる日用品や食品が一般的です。海苔は食べたらなくなるものなので、「不幸が繰り返さないように」という意味合いがあります。
2. 精進料理
海苔は、古くから精進料理に使われてきた食材です。精進料理は、肉や魚を使わない料理で、仏教の修行僧が食べていたものです。日本で行われる葬儀の多くは仏教的な行事なので、精進料理で使われる海苔は弔事の品物として縁起が良いとされています。
3. 保存性
海苔は、賞味期限が長いという特徴があります。香典返しは、忌明け後に贈るのが一般的です。忌明けとは、故人が亡くなってから50日を迎えたことを指します。50日間も日持ちする海苔は、香典返しに最適な食材と言えるでしょう。
4. 手軽さ
海苔は、スーパーなどで簡単に手に入れることができるというメリットもあります。香典返しを選ぶ際には、時間がないことも多いものです。手軽に手に入る海苔は、そのような場合でも重宝されます。
5. 汎用性
海苔は、幅広い年齢層の人に好まれる食材です。子供から大人まで、誰でも喜んでくれるので、香典返しとして選びやすいというメリットがあります。
6. 高級感
最近では、高級感のある海苔もたくさん販売されています。こだわりの海苔を贈ることで、故人への感謝の気持ちを伝えることができます。
上記のような理由により、山本山の海苔は香典返しの品として選ばれることが多いです。以下では、香典返しで人気の品をご紹介します。