知ってる?海苔の数え方|単位は“個”や“枚”で合ってる?
海苔の数え方
ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、海苔の数え方には、以下の2つの方法があります。
枚数
より一般的なのは、1枚、2枚、3枚と、枚数で数える方法です。これは、家庭での日常的な会話などでは、より一般的でしょう。
全形や半切などのサイズや焼海苔や味付け海苔などの種類にかかわらず、現在多く私たちが目にする海苔に関しては基本的には1枚、2枚といった数え方をします。
単位「帖」
10枚の海苔をひとまとめにした場合は「帖」と呼ばれる単位に代わります。
海苔は、一般的に全型海苔10枚を1帖として数えます。これは、江戸時代に定められた単位であり、現在でも広く使われています。10枚では1帖、20枚では2帖となり、通販サイトなどで海苔を購入するときには、パッケージに帖と呼ぶ単位が記載されていることもよくあります。
海苔を1帖と数える由来
「帖」と聞くと畳(たたみ)を連想し、全形海苔10枚は畳と同サイズなのではと思っている方も意外と多いのですが、これは違います。「帖」とは紙の単位で使われるものです。
海苔を10枚で1帖と数える理由は、江戸時代に遡ります。
当時、江戸湾で採れた海苔は、浅草で加工され「浅草海苔」として全国的に有名になりました。
浅草海苔の製法は、和紙の製法を参考に考案されたと言われています。和紙は、一枚ずつ手で抄いて作られることから、「帖」という単位が使われていました。
浅草海苔も同様に、一枚ずつ丁寧にすくい上げられ、乾燥させて作られました。見た目も和紙とそのため、和紙と同じく「帖」という単位が使われるようになったのです。
海苔のパッケージ表記
海苔のパッケージには、一般的に「帖」か、枚数か、あるいはその両方が記載されています。
例
1帖(10枚入り)
5帖(50枚入り)
10枚入り
まとめ
いかがでしたか。海苔は、単位「帖」と枚数による表現の2つの方法で数えることができます。地域によって多少の違いがありますが、どちらも広く使われています。
海苔を購入する際は、パッケージに記載されている「帖」と枚数の両方を確認してみると良いでしょう。