初摘み海苔はいつから?初海苔の特徴とおすすめの食べ方を解説
初摘み海苔とは
初摘み海苔は、海苔漁の最初に収穫される海苔のことを指します。新海苔や一番摘み海苔と呼ばれることもありますが、いずれも同義です。
海苔の収穫は、秋の終わりから春にかけて、種付けした網から10回ほど摘み取りますが、最初に摘まれた海苔は柔らかく、味が良いことで知られています。
山本山でも、12月より初摘み海苔を販売開始予定です。本記事ではとっても貴重な初摘み海苔の魅力やその特徴、おすすめの食べ方についてご紹介いたします。
初摘み海苔の特長
①栄養豊富さ
海の栄養が豊富なその年の最初の収穫になることから、その後に「二番摘み」「三番摘み」「四番摘み」と続いて摘まれる海苔に比べると栄養価が高いです。ビタミン、ミネラル、食物繊維など、様々な栄養素がバランス良く含まれています。
②歯切れの良さ
初摘み海苔はパリッとした食感やサクッとした歯切れの良さが特徴です。手巻き寿司などにするとその食感を最大限味わうことができます。
③とろけるような口溶け
大変柔らかく、口に入れた瞬間にとろっと溶けるようなくちどけです。また甘みの余韻が強く感じられます。まさに、海の恵みを凝縮したような味わいです。
④濃厚な磯の香り
初摘み海苔は、磯の香りが強く、風味豊かです。通常の海苔よりも香りが強く、芳醇であると表現されることが多いです。
希少価値の高い初摘み海苔
初摘み海苔は、海苔全体の収穫量の5%にも満たない、大変希少な海苔です。そのため、希少価値が高く、高級食材として扱われます。価格についても、通常の海苔の数倍になることがあります。
その反面、細葉で幼葉なため、小穴が空いているものやカケている部分も多いのですが、味と柔らかさは間違いがありません。
初摘み海苔の旬の時期
初摘み海苔の旬は、12月から2月です。この期間は、海苔漁が盛んに行われるため、初摘み海苔を手に入れるチャンスです。
初摘み海苔のおすすめの食べ方
初摘み海苔は、そのまま食べるほか、醤油を浸してご飯をくるんだり、手巻き寿司の具材として召し上がるのがおすすめです。
初海苔は大変柔らかく水分を吸いやすいため、長時間ごはんに触れるようなおにぎりのような使い方では溶けてしまうことがあります。
せっかくの初摘み海苔、できるだけ時間を置かずに、封を開けたらすぐに食べることをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか。初摘み海苔は、非常に希少で味わい深い海苔です。その他の海苔に比べると少々値が張りますが、冬の訪れを感じさせてくれる貴重な海苔、その価値はあるのではないでしょうか。
四季がある日本ならではの海苔の旬。今年の冬は、初海苔を味わってみませんか。