#02
チャールズ・ダーウィンさんに贈りたい
<London Borough of Jam>のジャム×「ほうじ茶」
贈り物には、相手のことを想いながら、好みや用途、ちょっとしたサプライズを想像しながら選ぶ楽しさがある。たとえばお茶。贈答品の定番に菓子や小物などのプラスαを添えるだけで、あなただけの特別なギフトに。フードスタイリストの西﨑弥沙さんが、歴史上のあの人や、尊敬するあの人物への贈りものを時空を超えて勝手にプレゼンテーション。贈りものとしてのお茶の新たな魅力のご提案として、ギフト選びのヒントにいかがでしょうか。

生物進化論の提唱者として知られるイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィン。医師で投資家だった父ロバート・ダーウィンと母スザンナ・ダーウィンの間に、6人兄弟の5番目の子供として生まれた。父方の祖父は高名な医師・博物学者であるエラズマス・ダーウィンであり、母は世界最大級の陶磁器メーカー・ウェッジウッド社のご令嬢という裕福な家庭で育つ。きっと幼い頃より、ウェッジウッドのティーセットで日常的に紅茶を嗜んでいたであろう。

紅茶に飲み慣れている英国人に贈るなら、ほうじ茶はいかがだろうか。茶葉の芯までじっくり焼き上げたほうじ茶は渋みが少なく爽やか。紅茶とは異なる、香り立つほうじの香りをぜひ堪能していただきたい。贈り物には、ロンドンで話題のジャムブランド<London Borough of Jam>のジャムを添えて。

元ペストリーシェフ・、リリー・オブライエンが立ち上げたLondon Borough of Jamのジャムは、フルーツとスパイスやハーブの絶妙なコンビネーションで、果実の新しい魅力を教えてくれる。
「進化論とは、環境に適応し、変化し続けるものが生き残ってきた証なのではないだろうか」。そう考えた西﨑さんは、ゆったりと流れるティータイムのひとときで変化するほうじ茶の風味と共に、スパイスやハーブなど変化球に富んだフルーツジャムを組み合わせてくれた。変様に貪欲なダーウィンならきっと、東洋のお茶も21世紀のジャムの味わいも気に入ってくれるはず。

左:ダムソンプラムとブラックペッパーのジャム。右:ストロベリーとローズウォーターのジャム共に2,376円/London Borough of Jam/問い合わせTEA & TREATS
http://www.tea-treats.com
今回贈り物に選んだお茶は…

「ほうじ茶」
宇治茶中心の茶葉をブレンドしました。茶葉の芯までじっくり焼き上げたほうじ茶。宇治産の茶葉を火入れしており、渋みが少なく爽やかで、香ばしい味わいに仕上げています。香り立つほうじの香りと共にお楽しみください。