
初めてでも安心!お中元の基本知識と贈り方マナー
はじめに
夏が訪れると、お中元の季節もやってきます。
お世話になった方への感謝の気持ちを込めて、人気のお中元ギフトを贈りませんか。
スイーツや果物、お茶やお酒など、さまざまなアイテムが人気を集めていますが、お中元といえば山本山。特に海苔商品は不動の人気を誇っています。
縁起物としての海苔
実は海苔は大変縁起が良いとされる食品の代表格です。
そのため、お歳暮やお中元をはじめとする贈り物の品として重宝されています。
かつて海苔は「運草」という名前で呼ばれていました。それというのも、海苔の作出方法が解明されたのは実は昭和20年代のこと。
それ以前は海苔の生態などは一切解明されておらず、収穫量も不安定でした。冬の海に凍えながら出漁し、穫れるか穫れないかは一か八か。まさに「運が良ければ穫れる」ものだったのです。
このような経緯から、海苔は運が良く福に恵まれていることの象徴として考えられており、今でも大変縁起が良い贈り物として選ばれています。
押さえておきたい5つのポイント
- いつ贈る?:関東:7月上旬~15日
関西:7月下旬~8月15日 - 金額の目安:3,000円~7,000円
- 水引:紅白蝶結び・のしつき
- 表書き:御中元
- お返し:不要。ただしお礼状を出す
そもそもお中元(おちゅうげん)とは
お中元(おちゅうげん)は、日本の伝統的な贈答習慣の一つで、毎年7月15日頃(地域によっては8月中旬頃)に、お世話になっている方や親しい友人・知人に感謝の気持ちを込めて贈り物をする文化を指します。
お中元には、暑気払いという意味合いもあり、縁起物である海苔のほかには、涼麺や果物などが定番です。
また、近年では商材のバリエーションも豊富となり、カタログギフトや家電製品など、相手の好みやニーズに合わせたものが選ばれることも増えてきています。
お中元は、離れてくらす両親や親戚、会社の上司などに、季節の変わり目に感謝の気持ちを込めて贈り物をすることで、人間関係を築いたり深めたりする大切な機会となっています。
お中元の歴史
お中元の歴史には諸説ありますが、古代中国の道教における年中行事「三元」が由来であるという説が有力です。
古くからの中国の暦は上元(1月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)と3つに分けた季節の節目があり、中元に当たる7月15日は贖罪の日とされていました。
この日は文字通り自身の罪を懺悔する日として、一日中庭で火を焚き、自己を悔い改めて過ごします。
そしてこの日の終わりには、罪滅ぼしを兼ねて日頃お世話になっているご近所の皆さんに贈り物をして周ったそうです。この習慣がお中元の起源であると考えられています。
お中元を贈る時期
お中元を贈る時期は7月15日から8月15日ごろが一般的ですが、地域によって異なることがありますので注意が必要です。
例えば関東地方や東北地方の場合は、新暦をベースにしているため、7月1日~7月15日の2週間となります。
それに対して、関西や東海、中国四国地方については旧暦をベースにしているため、7月15日~8月15日の約1か月間の間に贈るべきとされています。
北陸地方については西寄りの富山県や石川県の一部では旧暦をベースに贈る習慣がありますが、地域によっては新暦がベースとなり、時期が異なりますので注意が必要です。
よくわからないときは7月15日を目安にお送りするようにすれば安心でしょう。
お中元の相場
お中元の相場は贈る品物によって異なりますが、お相手が個人か法人かを問わず、一般的な詰め合わせやギフトセットなどの場合、3000円〜7000円程度が相場とされています。
あまりに高額だとお相手に気を使わせてしまう、という心遣いからこの金額帯が一般的に広まったとされていますが、最近では高級フルーツやスイーツ、健康食品なども人気です。そのため、10,000円以上を贈ることも珍しくはありません。
金額帯については、お相手との関係性によって決定するのが良いでしょう。
例えば知人や友人、親戚の場合は3,000円から5,000円程度に収めたほうが、お相手のご負担にならずに済むかもしれません。
一方で、職場の上司やお仕事の取引先などの場合は5,000円から10,000円程度ならば安心です。
毎年贈り合っている方や、特に親しい方には、贈り物の価値よりも気持ちや季節の挨拶が重視されます。そのため、相場よりも相手の立場や関係性に合わせて心を込めて贈り物をすることが何より大切です。
品物選びはお相手に合わせて毎年同じ品でもOK
お贈りするギフトには、旬の食材などの食品や飲料、洗剤などの日用品が良く選ばれます。季節に合わせてお相手が喜びそうなものを選びましょう。
なお、お相手が喜んでくれるものならば、毎年同じものを贈っても失礼に当たりません。
1回だけ贈るのはNG
お中元は、感謝とともに「これからもよろしくお願いします」といった気持ちを込めて贈るもの。一度送ったら毎年贈り続けるのが基本とされています。
一度だけでやめるのは失礼にあたるとされているため、もし今年だけお世話になった方にお送りしたいという場合は「御礼」や「こころばかり」など「お中元」とは別の表書きで送るとよいでしょう。
さいごに
いかがでしたか。
若い方の間では徐々に薄れつつある日本の文化ですが、贈り物をもらって嬉しくない方はいないはず。
お世話になった方への感謝や親しい人への気持ちを伝えることで、人間関係を築いたり深めたりする良い機会となっています。
お中元の贈り物は、その長い歴史を通じて日本の文化や人間関係を豊かにしてきたのです。
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ぜひこの夏はお世話になった方に喜んでもらえるギフトを選んで、心温まる贈り物をお届けしてみませんか。