海苔で生活習慣病予防!豊富な栄養素による多彩な効能
はじめに
海苔は、私たちの食卓に欠かせない、古くから日本人が慣れ親しんできた伝統的な健康食です。
海苔には良質なタンパク質のほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、様々な病気の予防に効果的です。
ここでは、海苔を摂取することで、体にどのような働きが期待できるのかを解説します。海苔に含まれる栄養素や成分の効果について、理解を深めましょう。
1. 生活習慣病の予防
高血圧:
海苔に含まれるカリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる効果があります。高血圧の原因は塩分の摂りすぎです。カリウムは摂り過ぎた塩分を排出する働きがあります。
高コレステロール血症:
海苔に含まれる水溶性食物繊維は、粘り気のあるジェル状となって私たちの腸内をゆっくり進みます。この際、コレステロールを自身に吸着し、体外に排出する効果があります。
糖尿病:
海苔に含まれる水溶性食物繊維は、腸の中で糖質を包みながら移動するため、消化管における糖質の吸収を遅らせる効果があります。これにより血糖値の急激な上昇が抑えられます。
動脈硬化:
海苔に含まれるEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は、肝臓におけるコレステロールの合成や分泌を抑制し、血中のコレステロール濃度を下げる効果があります。これにより、血液をサラサラにし、動脈硬化を予防する効果があります。
2. その他の病気の予防・症状の改善
便秘:
海苔は全体の約36%が食物繊維で構成されています。食物繊維には腸内環境を整え、便秘を解消する効果があります。
肥満:
海苔に含まれる食物繊維は、胃の中でジェル状になり容積が増します。また粘度があり、体内をゆっくりと移動するため、満腹感を感じやすくし、食べ過ぎを防ぐ効果があります。
骨粗鬆症:
海苔のカルシウム含有量は高く、骨粗しょう症の予防に効果的です。また、豊富に含まれるビタミンKも実際に骨粗鬆層の治療薬として使われているなど、骨の形成を促進する働きがあります。
二日酔い:
海苔には、疲労回復や血管障害、心機能改善などに効果があるとされているタウリンが豊富に含まれています。タウリンには肝機能を改善し、二日酔いの症状を緩和する効果もあります。
まとめ
いかがでしたか。今回は海苔が持つ病気予防や症状改善効果について解説しました。
海苔には様々な効果が期待でき、さらには日常的に取り入れやすいことも魅力です。
身体をつくる栄養素も、健康を維持する有効成分も豊富に含む「海苔」を見直すことは、私たちの食生活そのものを見直すことにもつながります。ぜひ、山本山の海苔を毎日の食生活に取り入れてみてください。