海苔の賞味期限、いつまで食べても大丈夫?
はじめに
頂きもので受け取ることも多い海苔。大切にしまい込んでいたうちに、すっかり時間がたってしまった、はたしてまだ食べられるのだろうか頭を悩ませている方もいるのではないでしょうか。ここでは、種類によって異なる海苔の賞味期限や賞味期限を延ばす海苔の保存方法、賞味期限切れの海苔の見極めポイントをご紹介します。
海苔の賞味期限
乾燥しているし、なんだかいつまでたっても食べられそうなイメージを持たれがちですが、海苔も食品ですから当然賞味期限はあります。賞味期限については以下のように、開封しているか否か、そして種類によっても異なります。
- 焼き海苔: 未開封で約9~15ヶ月
- 味付け海苔: 未開封で約半年~1年間
- 韓国海苔: 未開封で約半年~1年間
上記はあくまで目安です。賞味期限は、パッケージに記載されていますので、必ず確認しましょう。
また開封済みの海苔については約1カ月以内に食べきるようにしてください。1か月を過ぎると食べられなくなるということはありませんが、風味や味などの品質の劣化は避けられません。一度開封したらできるだけ早く食べきることがおすすめです。
賞味期限を延ばす、海苔の保存方法
ついつい期限を切らせてしまいがちな食品である海苔ですが、事前に正しい保存方法を知って使いたいものです。 海苔の賞味期限を延ばすためには、以下の点に注意して保存しましょう。1. 直射日光、高温多湿を避ける: 直射日光や高温多湿は、海苔の風味が損なわれる原因となります。涼しく、暗所で保存しましょう。
2. 密閉容器に入れる: 空気に触れると、海苔が酸化して風味が損なわれます。密閉容器に入れて保存しましょう。ジップロックなどでも構いませんが、透明の袋の場合、光の影響を受けてしまいます。できるだけアルミ製で色付きの袋に入れられるとよいでしょう。封を閉じる際はしっかり空気を抜くようにしてください。
3. 乾燥剤を入れる: 乾燥剤を入れることで、海苔が湿気を吸い取るのを防ぎます。
未開封の場合は、基本的に直射日光と高温多湿な環境さえ避けていれば、常温保存で構いません。
開封後についてもしっかり密封して常温保存が基本ですが、真夏や当面使う予定がない場合は冷蔵庫に入れる方法もあります。
冷蔵庫で保管する場合は、使用前には必ず常温に戻してから使うようにしましょう。
冷蔵庫から取り出してすぐに使うことで、袋の中に結露が生じて、せっかくの海苔が湿気ってしまう可能性があります。
賞味期限切れの海苔の見極めのポイント
賞味期限切れの海苔は、必ずしも食べられないわけではありません。しかし、風味が損なわれたり、傷んでしまったりしている可能性があります。食べる前に、以下の点を確認しましょう。
色:
海苔の種類によりますが、本来は緑色もしくは黒に近い色をしています。赤色や紫色っぽいものは古い可能性があります。
香り:
海苔も古くなるとにおいが一切しなくなるほか、反対に生臭くなったり、酸味のある臭いがしてくることがあります。
味:
酸味や苦味など、異臭や異味がないか確認しましょう。
見た目:
海苔は乾燥しているため、カビが生じづらい食品ですが、保管状況が悪いと白いカビがみられることがあります。裏表をしっかりチェックして、カビや変色がないか確認しましょう。また、虫が湧いてしまうこともあります。
まとめ
いかがでしたか。海苔は、種類や保存方法によって賞味期限が異なりますので、ご注意ください。
賞味期限を延ばすためには、何より適切な方法で保存することが大切です。賞味期限切れの海苔は、見極めのポイントを確認してから食べるようにしましょう。